睡眠不足が太る理由/ダイエット中に抑えたいグレリンと神経の働き

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「睡眠の時間が短い方が、活動時間が多いわけだから痩せるのでは?」

「睡眠時間が長いと、その分栄養を吸収して太りそう!」

単純に考えれば、このように睡眠時間が短い人の方が痩せるのでは?と思ってしまいますよね。

 

仕事が忙しくて短時間の睡眠しかとれない人って、やつれて痩せ細っているようなイメージありますもんね。

 

けれどもその逆で、睡眠時間が短い人ほど実は太りやすいのです。

 

これにはどうやら、ホルモンと自律神経が関係しているようです。

 

まず初めに、睡眠時間が短い人とホルモンの関係についてお話しますね。


 

食欲増進ホルモン「グレリン」

グレリンって聞いたことあります?

 

ちょっとなじみのない名前かと思いますが、このグレリンとは胃から分泌されるホルモンで、食欲を増進させる働きをしています。

 

空腹になると、「お腹が空いたぁ」と感じられるのは、このグレリンが分泌されるから。

 

食べたものが胃の中で消化されるのにかかる時間は、おおよそ4~5時間と言われています。

 

例えば、朝食を午前7時にとるとしましょう。

 

午後の12時前後にはお腹が空きますよね。

 

ここで、ランチタイム。

 

再び午後の5時または6時ごろには空腹を感じられます。

 

胃の中の消化時間とだいたい合っていますね。

 

で、ここからが問題です。

 

この後、午後の6時から8時ぐらいまでの間に夕食をとります。

 

これは一般的な食事のタイムスケジュールですね。

 

しかし、寝る時間は人によってもまちまち。

 

午後の10時ぐらいには寝る人もいれば、深夜まで起きている人もいます。

 

深夜にもなると、さすがに胃に中の物は消化されて空っぽに。

 

この時、分泌されているホルモンが「グレリン」です。

 

深夜まで起きている人はたいてい夜中にお腹が空いて、どうしてもその空腹に勝てず夜食を口にしてしまう人も多いのではないでしょうか?

 

グレリンの分泌によって空腹を感じられると食欲を押さえることが出来ずに食べてしまうから、睡眠時間が長い人よりも食べる回数や量も多くなり太りやすくなってしまうのです。

 

特に深夜にもなると、簡単でさっと食べられるものが好まれます。

 

そうなると、カップラーメンやスナック菓子、菓子パンなどといった高カロリーの炭水化物が多くなります。

 

果たして寝るためだけに、これだけのエネルギーは必要でしょうか?

 

寝ている間に使われるエネルギーを「基礎代謝」と言いますが、脳や内臓、骨格筋が活動するために使われる必要最低限のエネルギーのこと。

 

この基礎代謝にも個人差があり、年齢や筋肉量によっても変わります。

 

また、不規則な生活を送っているような人では、脳がストレスを抱えていたり内臓が疲労していると基礎代謝も低くなります。

 

摂る必要のないエネルギーはどこへいくかというと、脂肪組織に蓄えられます。

 

ようするに、余分なエネルギーは全て体の脂肪になるから太るということです。

 

グレリンが分泌される前には就寝するということが、太らないための一つの方法だということです。


 

睡眠不足で交感神経が活発に

自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類がありますが、両者がバランス良く働くためにはきちんとした睡眠が必要です。

 

睡眠時間が短くなると、交感神経が働く時間が多くなってしまい、副交感神経とのバランスが崩れてしまいます。

 

こうした自律神経の乱れが太る原因にもつながるのです。

 

まず、交感神経と副交感神経の働きをザックリと説明しましょう。

 

交感神経は、起きている時やストレスを抱えている時、興奮している時に働き、その他にも血管や筋肉を収縮させる働きをします。

 

副交感神経は、寝ている間や食事中、リラックスしている時に働くほか、血管の拡張、筋肉の弛緩に働きます。

 

これだけでも、二つの神経が真逆の働きをしているということがわかりますよね。

 

でもこれがなぜ太ることと関係があるのか?と思いますよね。

 

それは、交感神経が活発になった時の血管の収縮に関係があります。

 

睡眠不足になると、体にも疲れが溜まりイライラしやすくなったり怒りっぽくなりますよね。

 

こうして溜まった疲労がいつしかストレスに感じると、交感神経の働きが活発になって血管が収縮して筋肉が緊張を起こします。

 

そのため、血液の流れが悪くなり老廃物が溜まるので、代謝が落ちて脂肪をため込みやすい体へと変えてしまうのです。

 

きちんとした睡眠がとれていると副交感神経働きによって体はリラックスして筋肉が弛むため、血液や老廃物の流れもスムーズになりますが、交感神経ばかりが働いてしまうと、このような働きを妨げてざまざまな器官の機能を低下させてしまうことに。

 

交感神経と副交感神経がバランス良く働くためにも、睡眠は重要です。

 

太りにくい体づくりのためにも、きちんと睡眠をとってストレスを貯め込まないようにしましょう。


 

まとめ

睡眠時間が短くなるとグレリンの分泌による食欲増進や、交感神経の働きが優位になってしまうから、太りやすい体にしてしまいます。

 

ダイエットの基本は、食事・睡眠・運動です。

 

ダイエット中の睡眠不足は避けて、規則正しい生活を送るようにしましょう。



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